波長板について
波長板
1/2 波長板
1/4 波長板
高次波長板
デュアル波長板
ゼロ次波長板
ローテータ
アクロマティック・ローテータ
Fresnel ひし形偏光子
光学軸が波長板表面にある(入射光に対して垂直)ような干渉性材料(通常は水晶石英)から作られるため、その分子配列(すなわち波長板の光学軸に対する入射光の偏向面の方向)に依存します。 入射光の偏向面に対して 1/2 波長板の光学軸が 角度 θ であるとき、出射光は 180°-2θ だけ回転します。1/2 波長板を 角度 α だけ回転させると、出射光の偏向面を 2α だけ回転させます。すなわち 1/2 波長板は、偏向面を回転させるのに利用できます。 1/4 波長板は、波長板の光学軸に対して入射光の偏向軸が角度 45°であるように配置すると、直線偏向を円偏向に変換できます。 高次波長板は低価格で高いダメージ閾値をもちますが、その使用範囲は温度により制限されます。高次波長板は FSR が非常に狭いため、通常特定の一波長または二波長での使用に限られます。 デュアル高次波長板は、二波長で使用できるよう慎重に厚みを決定した高次波長板です。一個の波長板で二波長から使用できます。種々の波長板を組合わせることにより、一方の波長の偏向を回転させ、他方の波長の偏向はそのまま透過させることができます。
特注の場合、二波長の両方に対して厚みを完全に合致できす、波長板の精度が2波長のうち一方で若干低くなる可能性がありますので、あらかじめご了解ください。 ゼロ次波長板は、互いに直交する光学軸をもち、厚さだけが若干違う一対の光学接触した水晶石英板から作られます。この直交軸のため、ある波長板から他の波長板へ光が透過すると、常光・異常光が互いに補正しあいます。その結果、各波長板による効果と、その厚みにおける位相差により決定される結果が変化します。
このようにして両波長板の熱的効果がほぼ完全に補正されるため、ゼロ次波長板は非常に広い温度範囲で使うことができます。 ローテータは、循環干渉効果(左右の円偏向をもつ光学部品の屈折率における差異)を原理としています。この効果は、光が水晶石英でその光学軸と水平に伝播する際にみられます。
波長板とは対照的に、ローテータは自身の光学軸に対する回転に依存しません。そのため入射光に対して垂直にマウントするだけで、他の調整が必要ありません。
ローテータは通常、特定波長とその前後の狭いスペクトル範囲でのみ使用可能です。 アクロマティック・ローテータは、偏向面を回転させ、さらにビーム方向を 90°変えることができるプリズムです。
偏向面の回転は、プリズム内における何回かの反射により達成されます。そのため、材料固有の透過スペクトル範囲全体で使用することができます。 Fresnel ひし形偏光子は、内部の全反射の際に入射偏向の垂直軸で生じる不等価な位相シフトにより、光の偏向を変えます。二つの内部全反射により、互いに直交する偏向軸間で π/2 の位相差を発生するよう設計されています。
もし直線偏向の入射光の偏向軸と入射面の間が 45°の場合、出射光は円偏向になります。すなわち Fresnel ひし形偏光子の効果は 1/4 波長板と類似しており、二つの同じ Fresnel ひし形偏光子を並置すると、1/2 波長板と同様、π の位相差を発生させます。つまりビーム方向はそのままで、ビーム偏向を 90°回転させます。
材料(BK7 & UVFS)の屈折率は散乱が少ないため、広帯域にわたってアクロマティックな効果が得られます。
Copyright(c)SOLAR Laser Systems, 2010