テレコム用 偏光ローテータ

Polarization Rotator

◆ 広い透過波長域: 0.33〜5.0 μm
◆ 近赤外における大きな回転量: 〜11.5°/mm @ 1550 nm
◆ 低価格
◆ 高い熱安定性
◆ アライメントが簡単

従来偏向ローテータには、石英が、入射ビームの回転に関わらず通常のアライメントを行うだけでよいため、広く用いられてきました。しかし 1550 nm における回転量が少なく(〜1.4°/mm)、偏光ベースのテレコム用ファイバパッシブコンポーネントや近赤外領域の光システムへの実用は困難です。
TeO2 は近赤外領域で大きな回転(〜11.5°/mm @ 1550 nm)を起こします。またTeO2 ローテータは、低価格ながら、透過波長域が 0.33〜5.0 μm と広く、熱的影響を受けにくい特長をもちます。アライメントは、石英製と同様、入射光に対するアライメントだけで偏向アライメントは必要ありません。また、設計波長のサイドでは偏向が楕円化する 1/2 波長板と違い、偏向のリニアリティを保持できます。
通信分野で 複屈折フィルタ を使用する場合には、全てのフィルタリング結晶の光学軸を、TeO2 ローテータで同じ向きにそろえることができます。また複数の TeO2 ローテータを用いて各結晶の偏向回転を設定できるので、機械的に偏向を回転させたり異なる光学軸をもつ結晶を複数用意する必要がありません。
なお、TeO2 ローテータには R > 0.15 %/surface の可視/近赤外用 AR コーティングを簡単に施すことができます。また結晶自体は、400〜4000 nm での吸収がほとんどないため低損失です。

NIR 領域における TeO2 結晶の回転量
NIR 領域における TeO2 結晶の回転量
TeO2 製 偏光ローテータの透過曲線(温度比較)
TeO2 製 偏光ローテータの透過曲線(温度比較)

550 nm で 60°回転の TeO2 結晶を、オーブン内に設置します。オーブンの外の TeO2 ローテータの出口には、入射偏光に直交する出力ポラライザと、温度補正結晶を具えた YVO4 波長フィルタを設置します。可変偏光は、ローテータ、結晶対、出力ポラライザの順に通過します。
グラフは、TeO2 結晶の温度を 25〜81 ℃ で変えた場合の結晶対の各パスバンドを、HP86142B 光スペクトラムアナライザで測定したものです。挿入グラフは、ピーク透過率における拡大図です。56 ℃ 以上の温度変化にもかかわらず、ピーク透過率のパスバンド及びその形状はほとんど変化がありません。
詳細仕様&標準価格:お問合せにより (株)インデコの営業部 から回答致します。

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